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第7章:その他

第13節:崇徳天皇

第4話:割れても末に 逢わむとぞ...

新解釈の古事記


崇徳天皇は「日本三大怨霊」と呼ばれ、
皇統を憎んだ天皇として知られている。

それは、必然というか、在るべくしてそうなったとでも云うか。


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運命が自然と「鳥羽天皇」を、つまり父親を変化させたのだろうと思われる。
崇徳天皇を妬み、憎み、崇徳天皇が天皇制を、皇統を変えることになるようにー結果的にそうなるように
仕向けた...のかもしれない。

父親に憎まれ、愛されない崇徳天皇は悲しみ、そして
弟である後白河天皇にないがしろにされたことで、皇統というものを心から憎んだ。

その「崇徳天皇の力」で天皇の「日本を操る力」を封じた、に至る。

その崇徳天皇のしたことで、かろうじて結果的に日本が「うつ病」にならずに済んだのである。

もしかしたら、
偉大な君主として、
「天皇が政治を執る形態には限界がある。
天皇は国の象徴としての存在になり、政治から退き、別の組織が政治を執り行うべきである」
ということを提案し、天皇制を変えていたかもしれないし、

今の歴史に有るように、
怨霊として、結果的に皇統を守るために天皇制を変える形にしていたかもしれない。

どういう形であれ、そういう 『天皇制を変える』役割を担っていたのである。


崇徳天皇の力に対抗出来るのは、受け止めることが出来るのは「均衡」先である
後白河天皇であり、
...結果的に全てのことが在るべき姿に納まったのだ。


千年を越えて生じた、日本の危機。

人間と同じように、国もまた頑張り過ぎるとうつ病になってしまうのである。
国、も生き物なのだ。


後白河天皇は「今様(いまよう)」という歌謡を好んだ。
準超能力の悪い部分を受け継いでしまったけれど、音楽関連の・・・絶対音感の関連もあるのかもしれないー歌、というものに何かを感じたのだろうと思われる。

雅楽(笛)を好んだ、
・堀河天皇
・鳥羽天皇

美しい詩歌を詠んだ、
・崇徳天皇

歌謡を唄った、
・後白河天皇


謡う、詠う、歌う、唄う、、

音楽。

後三条天皇の準超能力(音楽関連)をこれらの天皇が受け継いだと想像することも出来る。


「遊びをせんとや生まれけむ」

世を遊ぶために生まれてきたのかも、と歌った後白河天皇。
もしかしたら、その奥に潜む意味は隠れている意味は
「歌いせんとや生まれけむ」

歌うために生まれて来たのかも...、という意味かもしれない。

歌とは、節を使って一定のリズムを以ってして表現するものである。

リズム...世のリズムを整えるために生まれてきたのかもしれない。


全然違う意味だが、

「瀬を早み 岩に急かるる滝川の 割れても末に逢わむとぞ思ふ」

崇徳天皇の和歌。

「岩に堰き止められた急流が、そこでふたつに分かれても、結局はまた合流するように
今はあなたと別れ別れになっていても
いずれ将来は、また会えると思うのです」
という意味だが、

図らずも 後白河天皇へのメッセージになったと言えるのかもしれない。

今は割れてしまった。いずれ合流する時が来るのだ。
私たちは均衡なのだから

均衡なのだから...


第7章:その他「第13節:崇徳天皇 ー 第4話:割れても末に 逢わむとぞ...」

第13節:完


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