マックとミリーの大目次  >  マックとミリーの小目次・1
       

 

 

 

白い謎



不気味なすすき野原に立ち尽くし、どうしていいか分からなくなるマクシミリアン。


マクシミリアンは最高レベルの魔術師職の男性で、
いつものように狩りの仲間たちと、その日は「エンドレスタワー」なるところに行っていた。

のだが、

気が付いたら、何かあった訳でもないのに

そこに来るまでの記憶もないまま、「そんなところRO(ラグナロクオンライン)の世界にはない」という場所に来てしまったのだ。


狩り仲間たちとはグループ契約(パーティと呼ぶ)を結んでいて、
結んでいる最中は「ログインしているかログアウトしているか」が分かるようにリストが表示される。


しかし、マクシミリアン以外その狩り仲間たちはひとりもログインしていない状態。


たまたまいた友達登録者でログイン確認出来たシノグに色々聞いてみるが、

謎ばかりが増え、ログインし直しても ここ、すすき野原に入る。・・・というお話だった。

(前回)


『ティルルに聞いたって言ってたな』

エンドレスタワーには変な世界があって、そこに行くという噂である。(前回参照

『もう何年も前だから記憶が曖昧ですが』

シノグが答える。


『ティルルとは友達登録してない。オンになってるか分からんな。
そっち分かるか?』


『います。ティルル呼びますか?』


---------------------------------------------------


『何でアンタと気が合わないか分かった!』

『?』


貴方は自分のこと王(キング)だと思っているのよ!

私は女王、

『貴方は王(キング)、王同士はいがみ合うってやつね

両雄並び立たず、貴方と私はずっと分かり合えそうにないわね!』


『アンタ、を途中で貴方に変えてるところはレディだな』

『一応王(キング)だもの、、礼儀は尽くさないとね』


最初から話が合わず、全然進まなかったwis(1:1対話)。

女王様&多重人格キャラ:ティルルがとうとう喧嘩を売ってきた。

が、マクシミリアンはスルーするスキルをだいぶ身に付けた。


「(やはりこの女王様は苦手だ)」

心底疲れるマクシミリアン。


『ここを出られないのは辛い』

つい泣き言を言ってしまう。


『でもあの噂の場所なのかな。本当にただの噂だし。

・・・私でもそこに行けるかな?』


マクシミリアン『出られなくなるぞ。

ここに来ることよりも 情報を俺がもらって出るのがいい』


ティルル『ふうん

王(キング)が泣き言いうのは似つかわしくないわ・・・

何とかなんないかな』


ピュキィィ~ン


ハッ

『ミルドレッドがオンになったわ』


ミルドレッドとは、マクシミリアンがパパやママのように溺愛している ゼラチンのようにふにゃふにゃした魔術師である。


待て!!

マクシミリアンが物凄い勢いで「ティルル→ミルドレッド」への連絡を止めた。


『どうしたのよ』


王(キング)でも見栄を張りたいのかしら?(きんぐきんぐうるちゃ~い)


『ミリーは『マグジリアンざ~ん!!(略)』って言って大騒ぎになる』

『伏せておいた方がいい』


・・・

それはそうかも

と思うティルル。


まず、そこはどういうところなのか、を噂を再調査すること、

出る方法があるのならどうやって出るのか


それを調べるから、

『キーワードのその白い髪白い服の女の子と接触、何か情報をキャッチして』

『了解』



わ~い 何これ。白いポリンだ~~

ミルドレッドが全力で追い掛けている白いポリン。


ボ~~~(船の音)


アルベルタ。港の都市。


「シャオイーさんに臨書(ここの世界のブログ)のネタを提供してもらおうとここ来たけど・・・

もっといいの(いいの=白いポリン)見つけちゃった~」

頬を赤らめながらすっごい勢いで追い掛けてる。

(そしてポリンもすごく逃げている)


逃げないで~えーっと、、(名前を考えている)

「名前何にしよう(飼うことを決めているらしい)」


お、遅れる!


「え?」


・・・しゃべった?


でも走るのをやめず、うろたえながら白ポリンを追うミルドレッドだった。


現代ファンタジーのオンライン小説 | ものもの



BACK「謎の場所」  NEXT「並び立った」


WEB CLAP  ひとことでいいですよ。&感想書き逃げ大歓迎同盟