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宇宙語



ご、御免

「もう一回言ってくれない?」

玄宗「僕は塩ラーメンがいいんだ!」

で、「牛骨ラーメン」なるものが「すごく嫌!」だと。


御免「意味分からない(涙)」


美織は やっと話を聞かずに無視する玄宗じゃなくなったのを喜んだが、

「(今度は宇宙語を話す玄宗になっちゃった(涙))」

と泣きそうになっていた。


つまり
「塩ラーメンを食べにいったのに、牛骨ラーメンしか売ってなくて
それで連日冷たくなっちゃったの?」


フイッ

背を向ける玄宗。


イライラしているのが良く分かる。


美織「(ただでさえ嫌われてるのに「私のこと好きなの」発言しちゃったり)」

「(こうして しつこくしちゃったり)」

嫌われていく一方だわ、、、


離れよう!うんざりだ! とか言われるのも時間の問題だわ。。

「(それはそれでいいけど、、)」


距離を取りたい

玄宗は言った。


!ピキーン

美織「(距離!)」


すごい言葉

目の前がくらくらする。


あの

「喬一さんと仲良くしすぎたから?!」

大声で言ってしまう

玄宗「違う!!」
即答する彼。


じゃあ一体、、、

美織「一体どうして?
・・・距離取りたくないし
そ、それに、、そうするなら離れたほうが・・・」

このままじゃあまりにも辛い


びっくりした顔をして美織を見る玄宗

玄宗「離れる?!」

「君は僕と離れたいのか!」


・・・?


離れるのを望んでるのか!


美織「(・・・?この反応は?)」

計算式(ではないが)が良く分からない


・・・
 
やっと言う。
美織「距離開けたり、冷たくするくらいなら、は、離れた方が!
私こういうの好きじゃない。い、今すぐはなれ・・・」


ばってぃこ~~~んっ


響き渡る音。


負けずにひっぱたき返そうとする美織の手を止め、

ブンッ!と思いっきし手を振り払うアレクシス。

・・・
・・・
ハァハァした息が聞こえる。

目つきがおかしく、
「おまえなんてだいっきらいだ!」
オーラが彼を充満させている。


・・・・・・?

な、なんで・・・こんなに・・・嫌われ・・・
信じられない思いでいっぱいの美織。


玄宗は言った。

「ショートケーキ派なんだ。モンブランは嫌いだ!」

・・・?


美織「(何を言ってるの?)」

マサルさん的な雰囲気にすっかり目が点になる彼女。



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