エメライン「わぁv 美味しそう♪」
ママって本当しゃけ好きよね~
レンレンが言う。
だぁって
すっごく美味しいでしょ?しゃけ
すっごく笑顔のエメライン。
ぐつぐつ煮立っているのは「石狩鍋」
しゃけ(鮭)が主材料の鍋である。
ジョセフ「(すごく嬉しそう)」
でも!
エメラインが言った。
あのねっ!
すごく心配したんだから!
・・・もうっ!
レンレンちゃんがずーっと一日中戻って来なくて
ガタッ!
少し立ち上がるエメライン。
「どんなに心配したかぁっ」
ま、
「ママ・・・」
あわあわとするレンレン。
私、何も出来ないから、
レンレンちゃんみたく何か 超能力?じゃないけど
そういうのないから
本当にもどかしかったんだから!
こ、こんなね
はい、これでチャラ~
ママの好きなしゃけで もういいでしょー
みたいな
「そんなので だまされるけど あんまりだまされないからね!」
しょぼ~んとするレンレン。
ジョセフ「まぁまぁ」
でも無事で良かった。
気にしなくていいよ、という顔でレンレンを見るジョセフ。
ジョセフは「アレ(レンレン)だったら何とかするだろう」
と100%思っていた。
どうせ行ったところで 助けに行ったところで足手まとい確定だろうから、
祈っているしかないなー と神社でカランコロンと祈っていたのだ。
(お守りも全種類買った)
何故足手まとい確定だと思ったのかと言うと、
レンレンと同じ要素を持つ、カオスとローの混ぜ合わせ女仙・美織が それとはなしに助けに来るだろう、と予想していたからだ。
美織とは過去 アルベルタで会っている。
(その時の名前は「メイチー」)
どこかで見たような
と思ったのだ。
レンレンのオーラだった。
子供のラクガキのような、さまざまな種類の要素。
混沌と秩序がまるで万華鏡のように混ざり合っているオーラ。
「(あのふたりが繋がっているのなら大丈夫でしょう)」
女仙である美織が レンレンに力を貸し、それで何とかなるだろう。
・・・と 確信を持ったのである。
女仙ならそういうの助けそう
そうぼんやり思っていた。
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クリスティン『コンロンであの石の階段トコトコ競争しようよ~♪』
アルドヘルム『おまんじゅうもありますな!』
クリスティン『あー あれ』
あっついのよね
フーフー っていっぱい冷まさないと
アルドヘルム『でも冷めると美味しい!』
クリスティン『あーあと』
お土産屋さんも充実してるのよね
クリスティン『それもいいな いっぱい買いたいv』
アルドヘルム『いもむとさんの好きな干支ものも売ってますよ!』
クリスティン『えっ うっそ?!』
二日分くらい眠った後、呑気に 次 レベルアップしてゆっくり出来る時間取れたらどこ行こうか相談をしているふたりであった。
wis(1:1対話)で。
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両親を見送った後、レンレンは少し青くなった。
「(これからアルフォンスに絞られる!!)」
頑張ったのに!
ちょー頑張ったのに
チャンカチャンカ♪ っていう音楽にも耐えて!
幽霊相手に頑張ったのにぃ~!
思わずガッツポーズみたいな格好をして目をつぶって上を向く。
さっ
「wisろ~じゃないの」
少し怖がりながらもwisをするレンレンであった。
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