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エメライン



ダブル・パーソナリティ・ディスオーダー
(二重人格障害)


ペラッ

エメラインは部屋で「精神医学について」の本を読んでいた。


いつしかその面白さに時間を忘れず~っと読みふけっていた。


「私これとこれとこれに当てはまるかも」

性格と病気の境い目って分からないわね・・・


人格が分かれている場合。

「(統合ってどうするんだろう・・・)」


元々アホになる前は大変な勉強家(アホ・・・)だったエメライン。


色々と夜遅くにたくさんの本を読んでいた。


そう。

エメラインはあまりのショックで大泣きしてしまい、
あまりに心配した兄・ナイトライド氏が
「実はこれこれこうなんだよ、メイチーさんは大丈夫」
と今回のことについて説明、

すっかり元気になったエメラインは
今回のことを知って、毎晩勉強しているのである。


あっ!

ガタタッ!

「(あっ!夜中なのにっ)」

汗をかく。


タタタ


音を立てないように注意して、、

彼女はそっと家を出て行った。


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ホワイトロウ家(ナイトライド氏やクリスティンが住んでいる家)

に訪問するエメライン。


ナイトライド先生!

久し振りの再会に抱擁するナイトライド氏とエメライン。

昔は「お兄さん」と呼んでいたエメライン。
クリスティン(双子の姉)の影響ですっかり『ナイトライド先生』と呼ぶようになった。

周りみんながそうなってしまったのであるが・・・。

「久し振りですな!」と白ひげ(付けひげ)をフサフサさせるナイトライド氏。



え?

エメライン「先生(先生、と言っている)が作った薬でなった訳ですから、

先生がその効果を消すお薬を作れるのでは、と」


作れますよ!!

当然のように言うナイトライド氏。


えっ(汗)

固まるエメライン。

「あ、あの。では早速お作りになった方が・・・」


後ろで両手を組み、、背中を見せるナイトライド氏。


・・・


先生?

エメラインはそれ以上、声が掛けられない。


し~ん


・・・あ、あの・・・

「せ、先生のお作りになったお薬で・・・」


ナイトライド「駄目、かな」

何が駄目なのか。


「だってメイチーさんとシャオイーさんばっかじゃ~ん?」

だいたいさぁ~

俺はどうしたっちゅ~話じゃ~ん?

・・・

え、、と・・・汗

意味、を考えようとして固まるエメライン。


何ていうかさ~俺が主役っちゅー話なんだよね~


あ、あの・・・汗

「そっそんな事、、言っている場合では・・・汗」

エメラインはどうしていいか分からない。


ナイトライド「眠いので寝ます!」

お気に入りの、ボンボンがついた毛糸の帽子をかぶって自室に戻ろうとするナイトライド氏。


いつも悩み多き、メイチー。

振り回されるシャオイー。


ナイトライド「他のキャラだっている訳じゃん?
ずるいしせこいしせまっくるしい
こすっからい」


エメライン「ナイトライド先生・・・」

・・・

ふざけてはいるが、血の繋がった実のお兄さんである。

彼の言わんとすることは分かった。

「(目立ちたいと・・・
メイチーさんたちばっかり、、って不満に思っているのね・・・汗)」


ナイトライド「助けるのってさ~正直癪なんだよね~
まったく塩っからい」

違う。薄っぺらい


では!


寝室に去って行ったナイトライド氏を見守るエメライン。


『助けるのって 正直癪』


幸せ過ぎたメイチーとシャオイー。

それは何となく勘付いていた。

少しくらいの試練も必要なのかな


・・・

思い出す。

王宮で私たちを出迎えてくれたメイチーさん。

(※過去「賢者の海」参照)


「(おふたりとも凄く幸せそうだった・・・)」

でも、、だからと言って・・・。

優しいエメラインはやはり、ふたつの心になってしまっているシャオイーの身を案じた。



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