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いみふめい



うえぇぇぇんうえぇぇん


「大丈夫だよ」

そんなに泣かなくても


だってだって


「玄宗のばがぁ!」

目に涙をためて美織が口を震わせる。


莫迦、と言われてムッときたのか

僕はこれでも具合が悪い身でね。

「しばらく休ませてもらえないかい」
(※プライベートモード)


と、そのまま雲のベッドで横になってしまった玄宗。


うっうっ


「無理ばっかするからよ、、ばかぁ」


泣いてばかりいる。



玄宗「君は昔から僕がすぐ具合悪いっていうと大袈裟に騒いでいたね」

苦笑する玄宗。


生前の、「アレクシスさん アレクシスさん!やだ、じんぢゃう!」

なんて言っていた昔の美織の姿を思い出す。

(※玄宗はハーフなので名前がふたつある)


風邪如きで何故ここまで騒がれるんだろう。


重病人じゃあるまいし


「(重病人でもここまで心配されるだろうか)」


「(僕は生まれつき体が弱い訳でもないのに)」

頭が痛くなる玄宗。



うっうっ

美織は涙を拭いて


「お薬買ってくる

自分で作ったのじゃ信用出来ないから

(普通逆なんじゃ)」

「あと、ご飯作るから。

何食べたい?」


と聞いた。


「んーお腹はすいてないからなぁ」


駄目だよ

何でそういうこと言うの?


無理にでも食べなきゃ!



「(何故ここまで心配されるのか)」


「本当に要らないよ」


玄宗のばが!


再度の「莫迦」


「・・・」

具合が悪いのに


ハァ・・・


この人どこかに行ってもらえないだろうかと考える玄宗。



柔らかいもの買ってくる。

下界のものとかも探してくるから。



・・・・・・


喬一君が好きなくせに


僕が具合悪いと何だこの 母→子 顔負けの心配しっぷりは。



「(喬一君が具合悪くなったらどうなってしまうのかな)」


「喬一さんにもそうなのかい」

思わず聞いてしまう。

(イライラが募ったのだろう)


え?


「喬一君が具合悪くてもこう心配するのかい?」


・・・


あんまり・・・


少し考えて美織が言った。

は?

思わず振り向く玄宗。


「な、何故?」


うーん


「喬一さんは寝ていればすぐに回復しそうだから」


呆気に取られる玄宗。


「(僕だってこうしていつも寝ているよ)」


玄宗に何かあったらやなの!


やっぱり目に涙をためて(まだ?)美織が言う。


「・・・・・・」


聡明な玄宗でもこの思考回路がさっぱり理解出来ないようだ。

(そうだ・・・)


予感でもするのかい?(汗)

「僕が、、し・・ぬとか」 あんまり考えたくないけど


違うの!

「じぬとかやなの!」


言語が通じない。


前まで宇宙語を話していた玄宗だったが

(※過去「茉莉花の雨」参照)


「(言語が通じないというのは不便なものだな)」

話される側はこういう気持ちだったのか・・・


反省する玄宗。



うぐっうぐっ

さっきから泣いてばかりいる美織。


たかが、熱が出て風邪をひいただけだと言うのに、、


「こんな寒い中、外に出て飛び回っていたりするからよ!」


暖を取る工夫も"じない"でっ・・・・



「僕、そんなに病弱に見えるのかい?」

しゃべるのが億劫だが聞いてみた。


「ううん。鉄人だと思う」


・・・・・・


だから、じんぢゃったらイ"ヤ"なの!

すごくいやなの!


・・・・・・


玄宗「(頼むからこの人の言葉を翻訳する機械を誰か持ってきてくれ!)」


心からそう願う玄宗であった。



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