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小さな世界 | 現代ファンタジー小説

小さな世界 > 第3章「ミルフィーユ」

二匹

ロン。
愛花の持っている竜のぬいぐるみだ。

愛花が剣の修行に出ていて、彼はひとりぼっちだった。

「ロ~ン♪」
シュッと空間から女性が出てきた。

ロン「彩ちゃん!」
ロンが声を上げた。


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キャラーズの中でマスコットキャラは
竹流、ロン、ユウ。だねぇ

ロン「えっと御免。なになにの中では?
聞き取れなかった」

あ、「キャラーズの中では」
選ばれし者、を「キャラーズ」って言ってるの


へー!
ロンが体を7色に光らせた。


女性「竹流かユウとお友達になる?
マスコットキャラ」

ロンは翼をパタパタさせた。
「チーピーランとどうせならお友達になりたいなぁ」


「チーピーラン(七匹狼)?
・・・煙草の名前よ」

ロンは尻尾をじゅうたんに叩きつけて言った。
「知ってたもん!煙草だって知ってたよ?煙草だって知ってたもん。
ぶっ殺すよ?・・・彩ちゃん嫌い」

女性はポンッとお茶(玉露)を2つ出した。

ポポポポッ
茶菓子も出した。


ズズーッ
ロンが落ち着いてお茶を飲む頃、、

女性は両手の平でくるくる渦巻状にして空気をかきます動作をして、
見事ほこりだらけの部屋を一瞬にしてきれいにした。

ロン「きれい~」
女性「愛花さんがいないから、たまにこうしておかないとね
ま、召し使いさんいるけどね」


・・・
女性「え?」

窓の方にトコトコ歩きながらロンが言った。
「最下層に興味があるんだよね。
それか最上階ね。
どっちか」

目が点になる女性。

最上階にはマスコットキャラいないし、
あ、最下層には「ユウ」がいる。

くるっと振り向くロン。
「猫だっけ。ユウ
違ったっけ」

女性「そう。猫なんだけど。ボスになりたがらない、強い猫」

パタパタパタッ
窓のところに止まるロン。

ロン「あー、何かいたねぇ」

女性は笑顔でうなずいた。
「友達になってみる?
愛花さんがいない間だけでも」


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それには7日間を要した。

ポンンッ!
桃色の大きなクッションにユウは現れた。

ユウは目を丸くして
両脚を広げた形になっていた。

女性「せいこ~う♪」
パンパンッと女性は手を叩いた。


10分後―・・・

ユウは女性から全てを聞かされ、「まぁいいぜ」と了承し
G層→D層に移動することになった、ということであった。

(ユウは本当にそんなことある訳ないだろう。
何だろう?と思っていた)

キャットフードをもそもそ食べながら、
本当に初対面か?というような打ち解け方をして、二匹は話し合った。

女性「本当はこんな簡単に何層も移動しちゃダメなんだけど。
しかも 下→上 はね
『決まり』でマスコットキャラは例外ってことになってるの」

ロン「まぁそういうことですよ。この彩海(あやみ)っていう人がいるんだけど、
この人と会ったり話したり、、まぁこの人と簡単に会えるのは我々だけということで」


女性が去った後、二匹は様々なことを語り、外に出て散歩をしたり寝そべったりした。

二匹はウマが合い、いつも一緒にいる間柄になった。
ロンが外に出てほこりまみれになると、ユウが川でじゃぶじゃぶロンを洗濯して
乾かしてきれいにする、それを繰り返した。


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は?(汗)
ユウは聞き返す。

ロンは知っているだけの『この世界』の謎を教えた。

皆、「選ばれし者」で「キャラーズ」と呼ばれている。
誰ひとり無駄な人間はいなくて。(人間以外も)

ロン「その『キャラーズ』はとても尊い存在。
更に、「層」の概念がある」

ロンは汗をかきながらも黙って聞いていた。


・・・
「(こいつが嘘をつくとは思えねーし)」
ユウはうーむ、と思った。


しかし、(ユウにとって)一階層上のF層。パン・オンライン。

ユウの世界では、大昔に存在した『超高度技術で創られたオンラインゲーム』
ということになっている。

・・・

どうでもいいさ。
コロン、と横になるユウ。



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