紙人形でも
短編:
あいりーん
の「
第4話、愛凛と幻」
の中の部分。
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紙くずのように捨てられそうで。
世界から。
だから
文香「あいりーんちゃんに、人間にしてもらいたかったの」
高志「分かるよ」
常人が聞いたら「・・・?」と思うような台詞を言い合うふたりだった。
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ふたりにとっては、愛凛が偉大な存在で、
他の人間たちは人形に過ぎなかった。
いつか、人形として・・・
一番薄っぺらい「紙人形」として捨てられてしまうのではないかと思った。
それは誰しもが。
だから、唯一の「人形じゃない存在」である愛凛に「人間」にしてもらいたかった。
=ふたりにとって愛凛は『そういう感じの存在』
「分かるよ」、と高志が文香の意見に同意する。
みんな紙人形だけど、多分愛凛さんは(多分、って言ってるところが高志の性格)そうじゃないから、すがりたくなったんだね、と文香に言う感じ。
高志のモデルは外側も中身も、『この世の果て』というドラマの
高村士郎さん。
公式サイトでは171cmと書かれていた三上博史さん(高村士郎)、
170cmないだろう?と思って「設定は『168cm』」とオリジナルの身長設定に。
文香のモデルは、外側が『モンスター』という漫画の(浦沢直樹さんの)ニナ・フォルトナー。
弁護士・・・「弁護士って言ったら『ニナ・フォルトナー』」と安易に。
中身はオリジナルで、
「究極の理想の女性」というものを当てはめた感じ・・・。
しっかりしていて、根はとっても優しくて公明正大。でも悪人もしっかり受け入れられる広い心の持ち主。
のような。
そんな「正しい男」と「正しい女」が
何故か海に愛凛を見て引き合って。
正しい『人間』でありたい、ならせて欲しかった。
と語っている。
(読みにくい)
正しい男と正しい女が結びついて生まれたのが
新たな「愛凛」で、これで「紙」だとか「人間」にこだわらないふたりになった。
と、言うことでした。
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