ある国の皇太子が、お妃との間に男児をもうけられず途方に暮れていた。
お妃とは心から愛し合っていて、それでも子に恵まれず。
女の子は何人も生まれているのだが。
そしてもうお妃は子供を生むのが困難な年齢に差し掛かっていた。
臣下「恐れながら。男子が出来ない以上、側室・・・と言いますか。
お子を産みあそばせることが出来る方を。と考えております」
皇太子は分かっていた。
子を成すのは王となる者の義務。
愛し合って子供を作るのは普通の人間で。
自分は尊敬はされど、
「愛し合って」子供を作るということが出来ないケースに遭遇することがある。
しかし国のためである。
どうにかしなければいけない。
王室の男性は全て皆亡くなっている。
病気で亡くなった、元々病弱だった、事故に遭ってしまった・・・
元々寿命が短かった。
・・・など。
跡継ぎがいなければ王家は断絶ということになる。
A型皇太子
皇太子「仕方ない・・・」
お妃「当然ですわね。あなたのなさりたいようになさって(グスッ)」
皇太子「(国のためだ仕方ない。
そういう運命に、身分に生まれてきたのだ)」
心中:自分のしたい事柄より、義務の方を優先する私か・・・(ため息)
B型皇太子
皇太子「じゃあ無理矢理生ませる!下がってよい!」
臣下「しかし、お妃さまはもうお歳が」
皇太子「大丈夫だ!多分」
臣下「・・・(強く言えない・・・)」
心中:そのうち身ごもるだろう。
O型皇太子
皇太子「君が、君がもっと私を(愛してくれたら)!」
お妃「御免なさい。でも私はあなたをちゃんと愛してるのに」
皇太子「・・・八つ当たりなんだよ」
死ぬほど葛藤した後に、側室を取る。
心中:八つ当たりしないでやってられるか!
AB型皇太子
皇太子「出来ないね、それは」
臣下「え、その・・・」
皇太子「これがもし国のため、なら」
臣下たち「国が滅ぶのが運命?正気なのか?」
心中:多分運命だろうから、逆らってもエネルギー使うだけだから次のこと考えない?
結論:
A型・・・義務感すごい。
B型・・・可能性がゼロになっていないことなら、あまり動揺しない。
O型・・・追い詰められると混乱して八つ当たりしてしまう
AB型・・・側室がいても無理(根拠を略します)とすぐに判断し、
無駄ならばもういいじゃない、と思う程の頭の回転の速さ