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バタバタと

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任務中、突然不安定になり出したメイチー。


喬一さんとやらが何か関わっているのか、と聞くアレクシスに、

ひたすら「私を呼んでいる」と言う。


メイチー「私を呼んでる。
喬一さんが苦しんでる。

・・・どうしよう」


何を言っている。

俺たちは任務中だ。


「後にしろ」


アレクシスがいつものように冷静に言う。


メイチー「違うの、お願い 今ちょっと

喬一さんのところに行きたい」


さすがにイラッときたのか、アレクシスはきつめに言い放つ。


「任務中なんだぞ! おまえは花篠娘々だろうが!」


そんな風ならば俺が天帝に頼んで おまえを降格させてやるぞ!


いい!!


メイチーは目をつぶって両拳を下にグッと下げて言った。


メイチー「それでもいいよ

喬一さんがすごく悲しそうなのよ!」


・・・


アレクシスはその様子をしばらくぽかーんと見ていた。


いつものストレートな物言いの獅子も、

何も言えないようだ。


しばらく下を向いていたメイチーが、我慢出来ないというように、

バッと天界に上がろうとした。


待て!!


すかさず、アレクシスはメイチーの仙服を掴んだ。


・・・?


アレクシス「おまえどうしたんだ」


呆れながら言うのがやっとのようだ。


「・・・喬一さんとやらが好きなのか?」


ブンブンブン! メイチーは頭を振った。


メイチー「違うの! 好きとかそういうんじゃないけど、、大切なの!」


「・・・?」


違和感が走る。


え?


思わず戸惑ってしまう。


離してったら!!

ハッとするアレクシス。


「待て! 私情で行動するな! 何をやっている」

(※アレクシスはプライベートとビジネスで口調が変わる)


バタバタと仙服の引っ張り合いをしていたふたりだったが・・・


アレクシス「・・・分からないな。
何故そこまで」


メイチー「だって大事な友達なのよ!」


メイチーは、引き続き引っ張られている仙服を グイーッ! と取ろうとした。


「・・・?」


ハテナ顔になっていたアレクシスだったが、、



ハッ! として青くなった。


おまえ


「喬一さん、とやらのところに行くな!!」

と叫んだ。


おまえは多分彼を、、


え?

アレクシスは一時的に引っ張っていた手を緩めた。


アレクシス「友達、、前世からの付き合いか?もしや」



メイチー「え、ええ・・・

そして幼馴染よ」


益々青くなるアレクシス


駄目だ! 行くな!


アレクシス「むしろ、、もう彼から離れろ」

もう会うな・・・


近づいてはいけない


え?


え?


「せ、説明して・・・」


っていうか


御免後にして、 今は喬一さんを、


と言おうとした時。アレクシスはそのまま、メイチーのお腹を思い切り殴った。


そのまま気を失うメイチー。


・・・


チッ


・・・

任務中だと言っているのに。


やっかいなものを持ち込みやがって


・・・ふん・・・


アレクシスはため息をつき、

とりあえずそのままにしておく訳にもいかないので、

抱き上げて メイチーを部屋のベッドに横たえた。


 

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