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眠々

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うっ、、っとっとっと

フラフラしながら起き上がる美織。

片手で顔を押さえている。


違和感が拭えないアレクシス。


再度聞きたい!

キン、とした声。

アレクシス「君たち、何も無いのか

そんなはずはない!」


ぺたん、、と座り(女の子座り)

えーと、、と言う美織。


「そんなはずは、ってあの人そんな人じゃないよ?」


アレクシス「時間がもったいない。想像だけでもしてくれないか」


う〜ん

美織「・・・確かに仲は良いけど 別にそういうのは・・・
想像しようがない。
本当にだって、、そういう関係じゃないし」


アレクシスの鋭い眼光にたじろぐ美織。

「っあ、想像ね・・・」

・・・

・・・

・・・

いや、想像出来ないよ!!

叫ぶ美織。


アレクシス「・・・・・・」


美織「だってあの人、マサルさん的な寝方するのよ?」


男とかそういうの、想像出来ないっての



アレクシス「マサルさん的な寝方?」

ど、どんな寝方?


思わずキョドるアレクシス。


ハッ!

ちょっと待て


鋭いアレクシスは右手の平をピッ!と美織に向けた。

制止、の意である。


「君たちは一緒に寝ているのか?」




そりゃそうだけど、、

美織「別々のクンファ(雲のベッド)だし」

同じ部屋ってだけで。


「あっちがこっちに遊びに来る時や、私があっちに遊びに行く時に
寝てるは寝てるけど」


美織「今まで全っ然意識してなかったよ(汗)」


アレクシス「(・・・なるほど)」


呪いは思ったより深いな。


・・・


この・・・違和感はなんだ。


こんなに長くずっと一緒に居て、ふたりは何も無いのか?


どういうことだ。


「(しかも両方とも何の、、異性感情も持っていない)」

欠片もない。


呪いがあるのなら尚更、、そういうものは深くなるはず、、


「(何故)」


『喬一さんがすごく悲しそうなのよ!』


「(あの時の美織の顔)」

呪いの方ではなく


すごく大切に思っている、という顔だった。


「う・・・」

思わず小さな声で出る。

片手で顔を押さえ、考え込むアレクシス。




『喬一さんがすごく悲しそうなのよ!』


ピキッ


「(喬一さんとやらに忠告するのが癪に障ってきたぞ)」


アレクシスはこういう、浮ついたのが大嫌いなのだ。

交際するのなら真剣に真面目に!

しないのなら徹底的に「友人」に。


アレクシス「(今日はため息の日なのかな)」

再度ため息をつくが、噛み殺しながらした。


中途半端な人間や事象が苦手なアレクシス。


勝手にしろ(意外と短気)。


力になりたいと思っていたのだが、 アレクシスはどうでも良くなってきた。


「(一緒に寝るとかそういう行為は感心しない
いい大人が何をやっているのか)」


風紀委員長気質なアレクシスであった。


 

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