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呪い

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美織「そ・・・うねぇ。 記憶の海の底に沈んでる人って」

初め思ったの。


1つ前の前世。生前の。

その時、「イヴァン」っていう名前だった。


優しい目をしていて

美織「だから、、友達になりたかったの」


いや


その人は相当な業を背負っている。


アレクシス「(君はその、喬一さんという人を救う『薬』だったのだろう。

それは。トラップだ)」


アレクシスは言った。

「もう一切、彼に近づくな」

君は大丈夫だろう。

「しかし彼は・・・」


な、なんでそんなこと言うの

美織「離れたくないの!」

ずっと一緒にいたいの!


アレクシス「それはきっと、

『呪い』だ・・・」


え?


美織はきょとんとする。


アレクシス「君は、その喬一さんという人を破壊させるために遣わされた存在なのだろう。
詳しく言うのは面倒だな・・・」

深いため息をつくアレクシス。


な、なんで、、?


生前、半死半生の傷を負った私を助けてくれたのよ?


前世だって仲良かったわ


優しい目をしていて、、


ど、、、


美織「ドールハウス!買ってくれたの。すごく高かったのに・・・」


・・・は?


意味不明な単語が出てきたが(もちろんドールハウスぐらいは知っているが)
意味不明なことを言うのは日常茶飯事なので、アレクシスは無視した。


さっさと物事を済ませたいアレクシスはイライラした。

立ち上がり、美織を掴んで左右に思いっきし振った。


ああぁぁあ"ぁあ"あ"

美織が声を上げるが、その声すら揺れる。

ぶんっ!

バシッ!

美織を壁にぶん投げ、その衝撃で「バシッ!」の音 という訳だ。

・・・


突然の出来事に思考が壊されるような感覚に陥る美織。

アレクシスは傍のタンスのところまで行き、そこで寄り掛かりながら腕を組んで美織に言った。

「いいからもう離れろ」

・・・

ちょ

ちょっと待って。

美織「いだい。いだい。ちょっと待って」


アレクシス「・・・君、その人と何も無いのか?」


突然湧いた疑念。

アレクシスは真面目に聞いた。


ちょ、待って。

しか言わない美織。


(間)


ぼ、ぼ、特に男性は ぼ、暴力は駄目ですよ!ででででっ、、、

「御免
暴力、では無かったのだけれど」


それで、君は彼とどういう関係なのか。

聞くアレクシス。


美織「友達・・・
あと飼い主と飼い犬かなぁ・・・」


アレクシス「(ちょっと待て)」


・・・

・・・


なんだ?

なんだ?


気持ち悪い

何だこの不条理さは





何かの違和感を感じる。


「・・・」



どうしてだ


 

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