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両極端

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会えなく、、なっちゃうかも・・・しれないじゃない

美織は言った。


やだもん 絶対やだ


再度 ブンブンッ!と頭を振る。


今までずっと一緒で


話したり

ナンチュンで遊んだり

セルフィれすとらんで遊んだり


もう喬一さんなんて大嫌い!って引っぱたいて

絶交宣言して

数日後に謝ったり、、


「そういうの、全部失っちゃうかもしれないじゃない

喬一さんのいない世界なんていやすぎる」


レオナルド「(せ、セルフィれすとらん?)」

(@gamesのゲーム。サービス終了しました)


何故こんなにうちの妹は喬一殿が好きなのだ


(※似た者兄妹)



・・・


うーん、、とした顔してレオナルドが言った。


レオナルド「おまえもそろそろ、喬一殿離れをしないとな・・・」


美織「いやよ! あの人は私の大切な犬なのに!
犬に去られたら どうしよう!
ペットロスになっちゃうよ!」


レオナルドは訳が分からない。


レオナルド「メイ・・・いや 美織、 おまえは、、
天帝だと言う反面、犬と言ったり、一体どちらなのだ」


天帝になるには並大抵の努力でなるとか そういう次元ではないだろう。

そうホイホイとなれるものではないだろう。

というか、そういう発想をしている時点で、一番 喬一を買っているのは美織だ。


その一方で「犬」と断言している。


レオナルド「(意味が分からぬ・・・)」

レオナルドは、先程の「おまえのことは全てお見通しさ」という顔をしたことを後悔した。


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ひゅうぅぅ

兄上には内緒にしていたけど。

美織は山脈の方をぼぅっと眺めた。


「(違う気がするの。え?って)」


喬一さんじゃない誰かみたいな。

誰か、、別の人が、、視えることがある。

たまに、、なんだけど・・・。


鋭い目をしていて・・・

変な、、違う。或る横顔。

「(だからこそ、天帝になっちゃう?んじゃないかって思い始めて、、)」

・・・

「(ドールハウスの時は曖昧に思っていたんだけど、麒麟、の話をして・・・
確信持っちゃって)」


じー

茶色い犬のシャオイーが横で美織を見ている。

「野暮なことは考えなくてもいいじゃない」みたいな顔をしていた。



しゃくっしゃくしゃく


美織「喬一さんて言うといつも桃よねぇ」

喬一「そういう傾向はあるかも」


美織「だいぶ前、、兄上が来たの。あ、兄上ってルーンミッドガッツ王国の皇太子ね」

そこで、喬一さんに会いたかったみたい、という話をした。


喬一「ニアミスとかだったら良かったんだけどねー」


喬一の顔が暗い。


空気を読んで突っ込まないようにしていた美織だったが、

何かあったの?

的なことをそーっとそれとなく遠回しに聞いてみた。


喬一「今日は、まずゲフェンで任務をして、
で・・・その後フェイヨンでのんびりしに行ったんだけど」

うんうん、

と、喬一のお土産の下界の桃をしゃくしゃく食べながら聞く美織。

(※ちなみに、喬一の「太陰仙人」の任務は、下界の各地の気候、気の流れの様子、生態系の変化などを観察し、報告書のようなものにまとめるものである)


喬一「黒い雲が出てきて・・・
それがモロクの方に続いていて」


多くの人間の念とかが固まってああいう風になることもあるけど、、

でもあれは個人のものだと思って、


喬一「怖い感じでした」


美織は沈黙した。


知ってはいたのだ。


美織「!」

美織は立ち上がった。

レンレンに、力を送ればいいんだ!

レンレンとは、地上にいるソウルリンカーという霊魂操り師という職の少女で、
強大な超能力を有する謎の存在である。

美織と同じく「カオス+ロー」の存在で「気」のようなものがとても似ている。


美織「レンレンに気というか、念力か。
そういうのを送ればいいか・・・」

冷える風が吹く。


茶色い犬のシャオイーが美織の頭の上に乗ってきた。

「おとなしく桃食べなよー」と言っているみたいだった。


 

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