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超人

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ナイトライド氏は昔から天才だった。

しかしお莫迦さんの振りをしていた。


あれはみたらし団子を食べながらフェイヨン(山岳の都市)を歩いていた時。


少し落ち込み気味のシャオイーに会った。


今でこそ格好良いシャオイーも、この頃はとても可愛らしく、女の子のようだった。

しょぼ〜んとベンチに腰掛け、桜の花びらたちを静かに楽しんでいるようだった。


「お久し振りです!!」

ナイトライド氏は元気一杯にシャオイーに話し掛けた。


この頃はナイトライド氏は「プリースト」。聖職者の上級職。

シャオイーはアコライト、という初心者聖職者だった。


・・・


「しかしバランスが取れていいのでは!」

とナイトライド氏は言った。


シャオイーの悩みは「バランスが取れすぎること」であった。

攻撃力も、運も、魔法も、防御力も全部バランスが取れていて、

攻撃力が突飛出たりせずに結局いつも敵にやられてばかりだ、、ということだ。


・・・


ナイトライド氏はピーなことをしばらく考えてシャオイーを空気にしていたが、

「任せて下さい」

くるっ とシャオイーに向き直り、超イケメン風に微笑んだ。


うっ


さすがの落ち着いているシャオイーも驚いた。

(まだ小さかったから、というのもあるだろう)


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クリスティン「先生、またお作りなんですかぁ?」

ナイトライド「いや〜もう作り終わったんだけど、名前、何にするか迷ってるトコ、なんだよねぇ〜〜〜〜〜」(句読点が多い)


★女子高生
★みゃ〜
★オラ悟空!
★メガネメガネ
★あってますか!
★チマチョゴれ!


「どれにしようかな〜」

クリスティンは面白くない。
先生が誰かに取られるなんて!!

「シャオイーさんだって色々困ってるかも。でも私だって・・・」

「何ですか?クリスティン」

振り返るナイトライド氏。

「何でもないですぅ。シャオイーさん羨ましいー」


(まず名前にツッコもう)


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シャオイーはあやしげな薬をナイトライド氏からもらった。

「ハゲ薬です!」

要はバランスの整った状態で能力値を10倍に上げる薬だ。

お楽しみで1ヶ月に一回全能力値が1/10になる。
逆に年に一回、全能力値が100倍になる。


その様を、偶然見てしまった(ポプリを作ろうとハーブを探していた)クリスティン。


いいなぁ

む〜っと思う。

「(ナイトライド先生の作るお薬って本当にすごいもの)」


いいなぁシャオイーさん。

あれ?

・・・でも

薬の効果、聞こえたけど。

そんなすごい薬なんて飲んで、、シャオイーさん大丈夫かしら。


全能力値が100倍、って・・・。


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これが功を奏したのか、、以後シャオイーは元々力があったことに加え、超人的な力を発揮して行くことになる。


ナイトライド「『女子高生』にしました。名前」


シャオイーは『女子高生』に感謝した。(全く動じない)


物語の本流からそれてしまったが、ナイトライド氏はこのような超人ぷりをまざまざと見せ付けている。


 

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