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虹色のチャイナドレス

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生きるの終了したらほわ〜んと雲の上に乗って、わずらわしいことから開放されると思ったのに


ラク〜に楽しく

全ての苦楽から解き放たれて、ふんわりと眠れると思ったのに


美織「(これじゃ、生前と変わらない・・・)」



ライナス『メイさん、ほらっ!』


??


下界のコンロン(アルベルタから行ける、崑崙(コンロン)の街を真似た下界のコンロン)の一本道から、キラキラしたものを持って歩いてくるライナス。


メイチー『(?え?)』


まだ、メイチーと呼ばれていた頃の美織の、想い出。


メイチーの傍まで来て、ライナスは 素晴らしい虹色のチャイナドレスを見せた。


ライナス『メイさん、喜ぶと思って。
好きでしょ、虹色』


じーっとそのチャイナドレスを見る。


メイチー『・・・・・・』


ライナス『??』

チャイナドレスから目を離さないメイチーに ん? と思うライナス。


しばらくして、、

『ありがとおぉおお・・・』

と蚊の鳴くような声がした。


え?と見ると、


美織がすっごい泣いている。


ライナス『(ぐお??)』

そのものすごい泣き顔に、とてもびっくりするライナス。


ライナス『な、なに?
ど、どしたの?
チャイナドレスにまつわる何かを思い出して、、、
それで悲しいとか・・・』

こっちまで泣きそうになるライナス(困って)


違うよう

違うよう

嬉しいのよ

虹色好きな私のために、、ここまでしてくれるのが

その気持ちが。。


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天界でもああいう、嬉しいことがあればいいな・・・


下界では辛いことはたくさんあった。

でも嬉しいこともあった。

ライナスとのことのような・・・。


天界ではしんどいこと(辛いこと、という訳ではないが)が多い。

疲れるし、、下界とは違う大変さというか。


美織「(あ、いけない。クリスティン!)」


花、が関わっているから

それで気になって。


えーと。

目をつぶる。

逃げているクリスティンの図が思い浮かぶ。


暗い森林内。
裸足で。


すさまじい花びら。


・・・

切なそうに目を開ける美織。


母親・・・

キーワードは『母親!


「出来ました!!」


バキン!! と空気をぶち破る喬一。


「青蛇の辛麺出来ました!」

喬一がスタスタと、キレイなお鍋を持ってこちらにやってくる。


・・・

き、聞き間違いか。

「(胃が痛いから「薄麺」にじだのでぃ〜)」


( ∵)こんな顔をしてこちらを見ている喬一。


「有難う御座います!!」

すっごい嬉しそうに演技してニッコリ微笑む美織。


喬一「(演技上手だなー)」

(隠れ超ドS)



喬一さん。


喬一「はい」

美織「あのね、(下界の虹ドレスの話をする)」

それでね・・・


相当な時間の後。


喬一「この前、ドールハウス買ったばかりですよ」


美織「うん・・・御免なさい」


喬一「(何かあったんですか、って聞くの面倒臭いなー)」


きゃ〜!

そこまですっごい無防備な笑顔するんじゃねぇっ!と言う笑顔で
虹色のチャイナドレス(こちら側の世界の)を持って

ぐるぐるっと回る美織。

1、ミニスカート ⇔ ロングスカート  まで長さ自由自在に変更可能
2、ノースリーブ ⇔ 長袖  まで長さ自由自在に変更可能
3、ワンスリット、ツースリット  どちらかに変更可能
4、虹色風、色を指定したグラデーション風、無彩色  に服の色を変更可能
5、干支の動物、一体の 刺繍  を付けられる(龍と虎が大人気)


どうしよう〜嬉しい〜〜♪


「(・・・ここまで喜ばれると・・・)」

嬉しさと驚きと引きでいっぱいいっぱいの喬一。


天界にだって、良いことあるなぁっ


ぐるんっ!

喬一に向き直る。

「有難う!」


(∵ )( ∵)ブンブン


いいんですよ、と言いたいらしい喬一。


「何か代わりに欲しいものありますか!」と美織。

「世界平和!」


いつも通りの光景だった。


・・・


キラキラと、「何とかなるよ」と言うように虹色のチャイナドレスは太陽の光を浴びて、

下界にキレイな粉を振り掛けているようであった。

主にクリスティンを中心に。


 

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