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本当に変わらず

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ジョセフ「前に、、証拠見せて、って言ったよね」



来た来た来た!


プロポーズぅぅ!

エメラインは踊りだしそうな気持ちを必死でこらえた。


エメライン「(あ、でも今日は記念日じゃない)」


でもいいや。



エメライン「あ、き、記念日、、考えてたんだけど」

ジョセフ「記念日? ・・・記念日か」


エメライン「でもいいや!今結婚する!」


へ?とした顔をするジョセフ。


エメライン「けけけけ結婚しようかっっ っていうか結婚してくださいいぃ」


ちびりそうになるのをこらえ、勇気を出して言うエメライン。



ジョセフは険しい顔をしてエメラインの方へ歩いていき、両肩を揺さぶった。


ジョセフ「そういうことじゃ・・・ないんだけど」


怖い声。


へ?どういう意味?


意味の分からないエメライン。


エメライン「え どうして? ジョセフは、、私と結婚、、したくないの?」


その様子を見て、何とも言えない顔をして、
そして下を向いてため息を吐くジョセフ。


??

エメラインはどうしていいか分からず、うろたえた。


「もういいよ」


ジョセフはそっと教会のドアを開けて外に出て行った。



「えっ」


急いで後を追うエメライン。


辺り一面、いつの間にか雪の世界になっている。


エメライン「(い、いつの間に? さ、寒い!!)」

しかしそれどころじゃない。


遠ざかっていくジョセフを全力で追う。



ジョセフの後ろにすぐ着いて、


エメライン「あのっ、あたし、、」

ジョセフは振り向かない。


エメライン「あたし、、あの、、ジョセフと結婚したいの!」


ジョセフ「(そんなこと知ってるよ)」


エメライン「だって、、ずっと好きだったンだもの!」


ジョセフ「(知ってる知ってる)」



エメライン「どうして? 何がいけなかったの?

どうして怒ってるの?」



ジョセフが振り向いた。


ふたりの目が合う。



ジョセフ「(こいつ・・・アホだ!)」




昔は全然アホじゃなかったエメラインだったが、クリスティン(エメラインの双子の姉)がしっかりしだしてから、
ふにゃっとしだしたのだ。

子供の頃に無理をしすぎたのだろう。



ジョセフはすっかり諦め、そのままエメラインと結婚することにした。



花嫁姿のエメラインを見て、うおっ! と惑わされたが、

すぐにさきほどのアホな姿を思い出し、「(いかんいかん・・・)」と頭を振った。


エメラインは、はしゃいでいたくせに、急に結婚となると頬を真っ赤にして結構淑女っぽく恥らっていた。


おごそかに式が行われ、

ポリン(ラグナロクオンラインのマスコット的存在です)たちが大量に現れて、「おめでとうございますー!」とふたりを祝った。

ポリンドロップスポポリンマーリンメタリンヘヴィメタリンスタポマグマリン
サンタポリンエンジェリングアークエンジェリングデビルリング


ジョセフ「(人(じゃないけど)がいて良かった。気まずくない)」

(でもすごいと思うよ)

少し安心するジョセフ。




そのまま、さっさとジャワイ(常夏の島、新婚地)に行く。


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アメニティグッズも充実していて、とても満足の行くお風呂タイムに

すっかりご機嫌のジョセフ。

ガチャッ

浴室から出てくると、イカ墨のような液体が入っているティーカップをもったエメラインがいる。

ニコニコしている。

「ここさ、30種類くらい、お茶の種類があるでしょ?

(部屋に備え付け。どんだけ充実してるんだ)

ぜ〜んぶ混ぜてねぇ

ジョセフに、って思って」

はいっ、と渡す。


飲むジョセフ。


(略)


土気色した顔でベッドに横たわるジョセフ。

(・・・・・・)


結婚してすぐに夫に先立たれるなんてぇ とエメラインが号泣している。

まだ生きてる。



ジャワイは海が心地良く、食事も美味しく、

楽しい日々が過ごせたが、


エメラインの子供顔負けのはしゃぎっぷりに、すっかり疲れるジョセフ。


ジョセフ「(ジャワイが新婚地じゃなくて子供と来る所だとは知らなかった)」



ペコペコも連れてくれば良かった・・・。

心からそう思ったジョセフであった。


 

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