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王家

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ライナス「それで?今のメイチーさんは何なの?」

メイチー「ただの精神体。体がないの」

ライナス「でも、、(手をにぎる)さわれるけど」

メイチー「まやかしよ。本当は私、いないの」


ライナスは思った。

「(メイチーさんが多重人格なのは、、禁呪という危険なものを持っていたから精神分裂、、
或いは複雑な精神構造を持ってしまって、それでそうなってしまったのか?)」


ライナス「(まぁ 考えすぎだな)」




ライナスはひとつ確認した。


「シャオイーさんは仙人のような存在に(強制的に)なってしまったということだが、
その秘密を詳しく知る奴とかはいるの?」


ん?と振り向くメイチー。


メイチー「いるよー 私の家族」

正確に言うと王家の人間ね。


ライナスは何が何だか分からなくなった。


お、王家?


メイチー「うん。私 レオナルド皇子の腹違いの妹なの」

(※過去「罪」参照。レオナルドの腹違いの妹はこの人)


え え?


腹違いの妹?


ちょっと頭を整理させてくれ・・・と、
片手で制止するライナス。


メイチー「んーまぁ いきなり言われてもあれか」


メイチーはその辺をくるくる歩いた。


メイチー「王家はね、シャオイーさんを守る義務があるの」

プライバシーも守らないといけないし、

絶対にシャオイーさんの秘密を口外してはいけないし」


そういうルールを私、作ったの!


ガッツポーズを決めるメイチー。


ライナスは考え込んでいた顔を上げた。


御免、疑う訳じゃないが、証拠見せてもらえないか。

どうしても突然のことで信じられねぇ


ん?

振り向くメイチー。


じゃー!

今からプロンテラの王宮行こっか!

下手なウィンクをして右手の人差し指をピッ!と上に上げるメイチー。


ぎょっとするライナス。


「あ、いや」


・・・そこまで言うんなら


ライナス「・・・ほ、本当みたいだな」


きょとん とするメイチー。


だから、確認しに行こうよ



いや、、いい


苦笑する。



でもそっかー


両腕を後頭部に組み、ライナスは言う。


ライナス「じゃ、まぁ・・・

そっか。

シャオイーさん、王家サマに守られてるんかー」


うん!


メイチーがものすごい勢いで「コクン!」と頷いた。


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しかし・・・


ライナス「(そういう事情があったから、、)」


ジュノーの大図書館にも情報があまり載っていないほどプライバシーが隠されていたのか。

シャオイーさんの。


なるほど、、と思った。


ライナス「(いいのかねぇ。こんな秘密知っちゃって)」


情報局(マスメディア)に垂れ込むかなぁ、
んーで金もらっちゃってさぁ

などと考えてそんなお茶目なことを考えている自分に笑った。

もちろん、垂れ込みなんて冗談ではあるが。


 

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