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桜の風

きゃーっ!

おい待て!
きゃあっ

バタバタバタッ

ドタドタッ


何処かのでかい公園。
日本の、である。


時は春。
美しい桜が舞っている。



朧浪(ろんらん)とコウは日本に来ていた。


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日本は周りが海で囲まれている。
それで、他国からの侵略に遭わず独自の文化を育てられたのだ。

海が母、、父?(守るから)と言っても過言ではない。

コウ「普通は山がお父さんで、海がお母さん、のイメージですよね」

慈愛と破壊という意味で、父なのかもしれない。
海は。

癒しを与えてくれる、他から守ってくれる。

しかし海による災害は、、「島」こそが最も危ない。
海によって破壊。そういう危険も孕む。

大きい「島」は大陸となる。
大陸は海と縁が遠くなる。


朧浪「丁度良いあんばいだったんだな」
大きすぎもなく小さすぎもなく

小さい「島」は潰れやすい。
自分の文化を守りやすい環境にいることが出来るが。


日本の
「丁度良いぶり」を語った。

大きくて海の恩恵を受けられない大陸でもなければ
小さすぎて海に飲み込まれる小島?でもない。



バタバタバタッ
キャハハーッ
パタパタッ


朧浪「・・・(汗)」

くるっとコウが少年少女の声の方に振り向く。

・・・

釘付けになってしまうコウ。


え?と朧浪も同じ場所を見る。


男の子・・・女の子・・・


人外は人外でも

なんか・・・なんか・・・!


朧浪もコウも立ち尽くしてしまった。


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たか「悠織神社に後で寄りたい」

けいこ「いいじゃない。後でーv」

たか「おまえ、玩具で遊びすぎだろう(汗)
後でいくらでも」

けいこ「えー?だって楽しいもの。
わーくるくる回るーv」

・・・

ドン引きしている朧浪とコウ。


美しい男の子と綺麗な女の子。
悪魔と天使だ。

見た目は20歳少し前、と思われた。


高級で由緒があって、入園するのに入園料が取られるようなところで騒ぐこと自体おかしかったのだ。

「(誰も注意しないと思ったら。人外しか見えない、からだったのね・・・)」


お前!
たか、と呼ばれる凛々しい少年が朧浪を名指しにした。

たか「ひらがな、なるもので適当に名を付けた。
この国の言葉の名前を俺に付けろ」


達筆な字で「貴人」「恵子」と用意された半紙と墨汁と筆(・・・)で書く朧浪。

たかひと、けいこ。と読む。


(仕切り直し)
何処かの座り場所に座り、お茶を飲む4人。

え?と朧浪。

それはきっと、「愛凛」だ
俺たちの通っていた小学校← にいた。

理阿なり子って奴が笑い者にしたんだ

きゃーっ!
恵子「許せなーい!
また思い出しちゃった」

朧浪「・・・愛凛さんはどちらへ?」

貴人「知ったこたない。あいつはあいつで強そうだから。だから何とでもなるだろう」


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朧浪とコウはずっと「愛凛」を探していた。

日本にいたという事実は分かった。
しかしまた行方不明になっていて行き先が分からない・・・

すぐにいなくなるのは気まぐれからではないらしい。

貴人と恵子ほどではないが、大きな力を持つがゆえに
様々な存在から逃げ回っている、、そんな状態らしい。



「愛凛」という名前が素敵で
いつか誰かに自分たちの名前を「漢字」で書いて欲しかった。
(西洋圏の存在なので東洋の人間に書いてもらいたかったらしい)
・・・と、貴人。

ともあれ。
偶然特別な存在ふたりに出会って、貴重な情報を得たことは運が良かった。


コウ「(どういう気持ちなのかしら
いつも離れなきゃいけないって辛いよね・・・)」

また離れるのだろう
巡り会ったとしても。


でも
「(あの高潔でプライドが高そうな人がわざわざ私に頭を下げて頼んだのよ。
私はあなたを見つけてみせる)」


カララン..

Bar.いろどり

マスター「格好良い名前だねぇ」

義渠(ぎきょ)

コウ「約束したんです」

朧浪「無理するな」



スー・・・


マスター「また」

カラン..

寝入るコウをおんぶしてバーを後にする朧浪。


 

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