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ラスト・ボス

小さな世界 > 第7章「交錯」
 

 

別に全然恐い人間でもないし、腕力もある訳でもないのに、
『身長が2mぐらいある』というだけで強そうに見える身長マジック。


男「まぁ近いっちゃ近いか。197cmだからな」



・・・
いつの間にか、闘技場のようなところになっている。

男「俺の名は『ライナス』、『ライナス・マックレーン』だ。
女だからって手加減しねーぞ?
マジで」

フフッと挑発的に笑うライナス。


少し遠くで、カチンッカチンッカチンッ、と剣や短剣や杖を並べているナイトライド博士。


ライナスは汗をかいて言った。
「おーい。遠くに置く意味は何だー(汗)」

タタタッとライナスはその場所に走り、
武器たちを両手に抱え、理々と対面していた場所に持って行った。

はっはっはっ
息を切らして、
ガラガラガラガラッ、と武器たちを目の前に置いてライナスは説明した。

「これらをな、何度も利用していい 色々あるぜ。
弓とかグローブとかな 魔法書も・・・」


ギロッと理々を睨む?ライナス。

「嬢ちゃん、聖剣かい。騎士はそれだけってか。
暗黒剣は使わんの?」

嬢ちゃん、という言葉にカチンッ、と来た理々。

「聖剣のどこが悪いんです?暗黒剣は強いかもしれないけど、
極めるにはどちらか一方じゃないと」
声が闘技場に響く。


ナイトライド氏は言った。
「い〜じゃんどうでもさ〜」

合理的に物事を進めたいようだったし、理々とおしゃべりしたいという欲求があったのだ。

・・・

キリリリリ.....

理々の額に汗がにじむ。

キリリリリ、は緊張を表す無声音である。


間合いを詰める両者。


汗をかく理々。
余裕の笑みのライナス。


「チッ 面倒臭ぇな」
ライナスがつぶやき、

目の前の短剣を取った。

・・・

理々が目を見開く。
「きゃあああぁああぁぁっ!!!!」

理々の両胸から血が吹き出る。

剣が落ち、しゃがんで胸を押さえる理々。


ライナスはあまりにも早い動作で、短剣二刀流で、理々の両の胸を裂いたのである。

プッ
ライナスは元の位置にすでに戻っていて笑った。

ライナス「女の急所はそこだからな 悪いが攻撃させてもらった」


『マジでぇ〜?こいつ強いよ?マジでいいの?』

今になって、ナイトライド氏の言葉が理々の脳裏に蘇る。

理々「あ、なたは、、職業は?シーフ?アサシン?騎士?」
「(オールマイティとか・・・)」

ナイトライド氏は「やっぱりね・・・」という顔をしてポリポリと麦チョコを食べていた。(座っている)


ボトボトボトッ.....

精神的な痛みと、肉体的な痛みが同時に襲い来る理々。


ライナスは悪魔のような笑みで笑った。

「『ローグ』。ならず者職さ。シーフの上位だな
アサシン、とは違うぜ だからこーゆー卑怯な真似が出来るってこと」

「まだやるかい?お姫様」
裕也の『お姫様』の発音と同じ発音で言うライナス。

・・・

・・・

下を向いていた理々がクッと前を向いてライナスを見据えた。

「騎士は!シーフなんかに負けない!
わ、私は絶対に急所なんて攻撃しない・・・その上で あなたを倒す!」

聖剣でライナスを指し示した。

ライナスは笑う。

ライナス「へっ 負けん気のお強いことで」


そしてライナスは言った。

◇肉体の傷は、試合終了後に、試合前の状態に戻る。
◇もう急所攻撃はしません。それは約束します。
◇女相手とは1ミリも思いませんので宜しく。


理々は凛々しく、「はい!全力で行きます」と
激しい闘争心で、冷静な声で言った。




 

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