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小さな世界 > 第6章「休息」
 




C層。音楽の世界で、夏彦と清子がいた世界である。

竹流のためにB層のシュンユーが創った世界。
しかしそのC層があまりに素晴らしいため、絶対に壊さないように、と
主がシュンユーからその「操作権」を奪ってしまった。

C層を生んだのはB層のシュンユー。
本来は彼女がC層の色んなものごとを生み出していくはずであった。
或いは色んな設定やら話やらを作ったり。

主はシュンユー逝去後などのことを考え、そしてシュンユーが間違えて
C層を消してしまった時用に、C層を奪ってしまった(というと言葉が強いが)のである。

シュンユーがC層を創りだして少し経った後の出来事であった。

シュンユー「まぁ、たけちゃんへのプレゼント用だったし。それを評価してもらえるのは嬉しいわ・・・」
少し寂しげながらも、運命を受け入れたシュンユー。



或る時、主は手を出した。
「おまえは随分優秀未生命なのに
何故誕生しない?」

いる訳がないのに、主の方に向くその未生命。
いないのに、いる動作をしている。


おまえは少しだけ汚れている。
でも、生きろ。命令だ。

ぼおっと主を見つめる未生命。


ばっちゃんっ

キレイな湖?から救い上げられるその未生命。

未生命は未生命らしく・・・
欲が深かった。



ぬいぐるみになった。竜の。
どうせなら最強になりたいけど、なるのが難しそうだから、

竜、のぬいぐるみになった。
竜はいかにも強そうだからである。

・・・
主は思う。

・・・未生命なのに存在するのが畏れ多いから
ぬいぐるみでいいと。

命令だ。「存在」しろ



未生命は、ぬいぐるみという容れものを放置し。
存在する前に自分の力を試そうと
各層をさまよい・・・

気が付くと、その未生命は主の創った魔法使い・・・
B層の主人公を、死なせる一歩手前ぐらいにまで追い込んでいた。

グフッ
B層の主人公の女性・・・シュンユーはむせた。

そのまま、気絶するシュンユー。


A層は「偉そうだ」と決して行こうとせず、
一歩下のB層に行き、主人公を倒すか。

自分が強いな
未生命か、所詮。

主は未生命を消そうとした。

主「ん?」

尋常じゃないくらいの感じで未生命は震えていた。


恐れの気持ちが強いのは「崇高な魂」であるしるし。
主は不思議に思った。

崇高な魂の持ち主である一方で、この激しいばかりの闘争心は一体なんだ?


主は「宝寺 竹流(ほうじ たける)」の名を与えた。


ロン、という ぬいぐるみは、後にD層の主人公『愛花』のぬいぐるみとなり、
愛花の愛によってオリジナルの魂が宿ることになる。


「私の世界は『8徳』と呼ばれるもので出来ている。
おまえはその『1徳』を持っているようだ」

竹流「8徳とは」

主「これがあったらいい、という心。「仁=優しさ」が良い例だ。
その8つのものだ。
・・・おまえは「仁」ではないがな」

いえ
静かに竹流が言う。
「おこがましいです」
それ以上は何も言わない。


こうして、正式に「宝寺 竹流(ほうじ たける)」としてA層の住人となった。



シュンユーはかつて殺され損ねたのに、「魔法のヘルプ」として竹流がB層に来たときおおいに喜んだ。

自分がかつて世界の帝王だと思っていたのに、別の人間、、人間にすらなっていない未生命に殺されかけたのだ。
「強い!」と思って心の底から尊敬していたのである。

この認められる余裕が、B層主人公たるゆえんだ。


竹流「難しかった?」

シュンユーは竹流のために世界を創った。
模型である。

わ〜面白そう〜
と言ってその都度壊すような動作をするのだが・・・
彼はとても気に入った。


しかしその出来が思ったより素晴らしく、シュンユーが何かする前に、と
主がその操作権を奪った。


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例え未生命でも、崇高な魂さえあれば、「G層」を超えて頂点にまで登りつめられるのね。
ルーリーは脚をだらーっと広げて空を見上げながら言った。

「あれだよね、闘争心は悪いこっちゃないと思うんだよね。
問題はそれをどう使うかで。
悪いようには使っちゃダメだよね」
竹流が言う。

シュンユー「ただ欲望の赴くままに『生』を獲ろうとするのが・・・
誕生するためには努力・・・つまり1位になることをしなきゃいけないのにね」


1位になったって・・・
受け入れてくれる「国?」がある確率は低い。
ものすごく低い。
(分かってください)


「それでもなお、、「1番になりたい」「俺より力がある人間がいるのが許せない」
と、生きてからも思う」

ランラン「それがたけちゃんであり、男、ってやつじゃない?」
クスッと笑うランラン。


良く考えたらさ〜
「私って男でしょ。で、その。
B層の。まぁ魔術師の。女の子って言っちゃあれか。まぁ女性の。
女性3人から、「たけちゃん」なんて呼ばれてる」


ランラン国邸。

妃羽の無事を知り、胸を撫で下ろした後に昔話を花を咲かせる。
男:女=1:3 の魔術師一同。


 

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