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流れる花

小さな世界 > 第5章「知られざる」
 



妃羽と離れていた時期、俐人が夜中戻していたことがあった。

それは花宇しか知らないことで、偶然知ったのである。

初めはそれほど妃羽を想っているのか、、と不謹慎ながら思っていた花宇だったが。
「強い力のせいでは?」と思うようになった。

ふたりは『仕組まれた力』によって想い合い、それに反発して不自然な動きをするに至った・・・
という考察から考えると、(あくまで考察)
元々ふたりは想い合っていないのでは?と考えてしまう花宇である。

主、が何らかの目的で妃羽と俐人というふたりの人間をどうこうしようとして魔法を掛けようとしている、、
のだろうかと思う彼女。

ぎゅっとこぶしを握り。


ある日花宇は俐人と対談をした。


『反抗、です。力に抗って自分のシナリオ?を
作る・・・』

以下、「逆らってでも」に繋がる。


花宇「元々、魔法なんて無くても、妃羽さんは想う人と幸せになれる。
ヘンなシナリオなんておかしい」
彼女は思っていた。

花宇「(それに、おじいちゃんは凄くおばあちゃんを愛していた。
話聞かなくても分かる←その通り
妃羽さんだってっ・・・!)」


上の意思で、美術館の絵が変わって見えて戸惑った妃羽に
「それを利用してみたらどうでしょうか」と言って、
『操られているのを楽しんではどうでしょうか』
というようなメッセージを伝えて彼女なりに何とかしようとした。

事実、とは


しかしそれだけではなく、『背骨』の問題もある。

鴻日が秘密管理人かどうかは分からないが、いたずらに時を過ごす訳にもいかない。


沙耶子『口実なんてぇ。「ちょっとお話があるんです」どんなお話ですか?「内密の・・・」
でそこで毅然と。
で充分よ。
しつこくしてきたら「秘密の事柄を知りたがる人」の烙印を押されるからあっちも強く出れないの♪』

沙耶子の知恵を借り、何とかアポイントを取ろうとする花宇。
(封印してたんじゃなかったのかー)


ピーチュンッチュンッ

へっ
花宇「えっ?!」

ええーっ!?

ある晩、花宇の私室のトイレからこっそり顔を出している竹流がいた。


花宇「あ、・・・あ・・・←ずっとツッコめない」

竹流「マスコットキャラはね、比較的容易に彩海さんと会えるの。あれ、そうだったっけ?
あ、彩海さん関係ないか今。
えっとちょっとまぁ首都高通ってね。道混んでたよ〜」

A層は涼しく、G層は暖かい。

そのため、冷えたコーラをストローで飲む竹流。
(彼にとってここは体調的に慣れていないから)


竹流「僕が鴻日さんとお話するよ
あ!その前に。
説明だね。忘れてた」

ずっと固まっている花宇に竹流が説明した。


竹流はA層の魔術師で、マスコットキャラでもある。
マスコットキャラは人間でない代わりに不思議なボーナスが付けられるのだ。

彩海と容易に会えるというのも、そのひとつだ。
二匹


竹流「何か来れちゃったんだよね」

彼はある事情でA層の住人になった。
その、「ある事情」で彼はここに来れたと言える・・・


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鴻日邸。

召し使いA「え?」

はい、えーと。少々お待ち下さい。


・・・?
鴻日は動揺した。

トントントンッ.....

指先でデスクを叩く。


コンッコンッ

・・・

小さな声で言う。

「入りなさい」

『入れ』と言わない鴻日。



う・・・と小さく言う鴻日。


コトッ

コーヒーを置く竹流。

竹流「やぁやぁ突然お邪魔して
まぁ済みません」

・・・

鴻日は固まっている。


もうひとり、来るんです。
花宇って子なんで、、あ、人なのですが。
お話がありましてね


鴻日「(花宇?魏家の召し使いか)」


内線が鳴った。
花宇についてであった。


アポなしで済みません・・・
今になって心から謝る竹流。


 

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