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中間層

小さな世界 > 第4章「global」
 

 

C層にいた頃の花宇、つまり清子が愛読していた小説『神々の黄昏』・・・

それが『D層』、であった。


数日後。

首都を歩きながら考える花宇・・・。
可愛らしいので通る人間通る人間が振り返る。
(そういう設定にされている。参照

目立つので目立たないように、厨房の奥の方で調理をするのが適任、ということで
食堂の調理係になった彼女。


毎日彼女は考える。
元の世界に戻ったら、容姿だとかはともかく料理とかそういうのも
元通り、になるんだよな



「(慣れないようにしないと!)」
グッと覚悟を決める花宇。

すっかり、「清子」から「花宇」というキャラクターに変わっている・・・。


ずっといて、様々な知識を得、秘密管理人なる人を探すためにあれこれしてみる彼女だが、
如何せん目立つので骨を折った。


前向きな花宇は、いつか目の前に現れるだろう、運命がそうさせてくれるだろう、と考えていた。


ある日、背の高い神経質そうな女性が何処かの建物(博物展だったと思われる)で少し怒りながら
花宇を呼び止めた。

「あなた!」

くるっと振り向く花宇。



あるアパレル関係のお店の中である。(服飾系のお店です)

・・・
花宇は内股で下を向いて ? という顔をしている。

『サングラス、ボーダー柄のトップス、灰色のボトムス、ぺたんこ靴』

花宇がその女性に見立てられたファッションである。

指をさして女性は言う。「目立つの。自分のことを良く考えて周りのことを考えて色々工夫して!」

・・・
花宇はよっぽど容姿についての話そうかと思った。
「(ぶっちゃけたい)」


女性は図書館の事務員やら司書やら仕入れの人間全てを取り仕切る立場の人間のようだった。

だからしっかりしているのであろう。

花宇についても、風紀関連のことで目に付いただけで妬みだとか小さなものでどうこう動いた訳ではない。


女性「目立つ人対策マニュアル、でも書こうかしら(汗)」
神経質な声が聞こえる。


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女性「は?(汗)」

花宇は勇気を出して言った。
「しっ、信じてもらえないかもしれないけどっ
この世界にはごちゃごちゃと(ではないけど)世界があって」

そこは女性の家の私室であった。

一面、ホワイト・ブルーの空間。


ズズッ(手作りのお茶)
女性は少し考えてから言った。

「・・・(汗)あなたが別の世界から来て、
7つの世界を糸で結ぶ。
・・・背骨が、必要」

ばっかばかしい。
頭を振る女性。


そのまま「じゃあね。また」と席を立ち上がって、花宇を帰らせようとする女性。


パタン.....

口調とは違い、丁寧な閉め方。



トボトボと道を歩き、まぁ何とかなるよね。とすぐに切り替える花宇。

「(悪い人じゃなかったし。わざわざ見立ててくれたし
普通は信じないかもな あんな世界観)」


・・・

最初にシュンユーに送ってもらった、あの川辺。

あそこに行きたいなと思う花宇。


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女性2「いらっしゃい」

???
誰も普段はいないはずで、しかも夜中に人がいる。
混乱する花宇。

「待ってたわ」

女性2は何とも言えないどろどろした存在のように見えた。
見えているけど、見えない。

天女のようであるし、天使のようでもある。女神のようにも見える。
聖女のようにも、見える。
悪女のようにも見えるし、娼婦のようにも見える。

菩薩のようにも見えるのだ。


「(きっ気持ち悪い!)」
花宇は目を回した。

・・・ハッ

「あ、あなたが『秘密管理人』?」
体を硬くしながら花宇が言った。

ザバッ...

ザバサバッ.....

静かなはずの川の流れが少し荒れる。


女性2「違うわよ?」
優しく笑う女性。


・・・


女性が何か重要なことを言っているように感じるのだが、
全く耳に入らない花宇。

ふらふらしながら、片手で顔を押さえた。

「(えっと・・・)」


・・・
「お疲れ?私のところ来る?」
女性2の申し出に素直に従う花宇。


 

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