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ものとひと

小さな世界 > 第4章「global」
 

 

引き続き、FR。


ポトポト大粒の涙を流しまくる妃羽。

腕を組んだまま全く拭くものを取って来ない暘谷。


ぼし!
暘谷にしがみつく妃羽(必死みたいだ・・・)。

ぼし=もし

妃羽「音楽云々のことが無かったら、、でぃーでんだまは・・・
私ごと、、好きになってなかったんでしょうかぁああ」

くっつくな!
バシッと妃羽を吹っ飛ばす暘谷。

「自分がどう思うかだろ!」

でもでぃーでんだまが何とも思ってないのに私が想ってたら
メーワク・・・

「片想いのどこが悪い!
図々しいんだよ!」


一回もう・・・
妃羽はしゃがみこんでいるが、顔を下に向ける。

「一回もう最上階に住んだらそれより下には・・・っ」


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妃羽「暘谷さんは恋したことないから分からないんです」
怒り泣きをするうっとうしい女(ほんと・・・)

暘谷は無視して奥で簡単なカクテルを作っていた。


妃羽は何故か暘谷の前になるとアホになるようだ。
暘谷も妃羽もそれに気付いていて、「なんで」と思っていた。


どう考えても落ち込むことしか言わないし元気付けてくれる言葉なんてくれないのに

「(何で、暘谷さんとこ来たんだろ)」

『俐人「さっきから!彼に惚れたか」』
(by 龍と虎

妃羽は吹き出しそうになった。
「(それはないない)」


少し笑っている妃羽にビクつく暘谷。

「何だ、もういいのか?」
早く帰って欲しそうな目で言う。



「ひとつ、曲が出来ましてっ
折角だからお披露目?します。じゃなくて
お詫びに・・・」

突然すぎる申し出。
そして全然お詫びになっていない。(結果)


ふぅ
ため息をつく暘谷。


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♪〜♪ ♪♪ ♪
♪ ♪ ♪





♪♪♪



すごい

自分に酔いながら弾く妃羽と、
感動する暘谷。


コトッ

グラスを置いて暘谷は言った。

「おまえのピアノはやっぱりすごいよ
本当に・・・」
少し疲れているようだ。
(深く味わった)

妃羽は立ち上がった。
「あ、アレ、『森林・2』って言うんです。
ほ、ほんとは『森羅万象』って言うんですけど・・・」

「どっちだ?」
些細なことにも気が張ってしまっている暘谷。


スッと立ち上がって暘谷が言った。
「お礼に言うよ。
あの人は 人を「もの」として見る方だ。まぁ経営者はふつーそうだが。
でもおまえは
何故か「ひと」として見てる!これで分かるだろ!」



「でも、音楽がそうさせてるかも」

この『不思議な力』『意味不明な世界』がそういう風に

だから!
パシーンッ!
業火← の楽譜で叩く暘谷。

「もの、として惹かれるだろ。そうだったら。
ものなんだよ結局」


パアァァァァッ


顔が輝く妃羽。
(コロコロ)


「もういいか?」
眠たくなってきてる暘谷。

暘谷にしがみつく妃羽←

「どうしよう。嬉しい。嬉しいいいぃいい
最上階に住、、」

パッシーンッ!

「もうサッサと寝ろ!俺は明日早いんだ!」


妃羽「ぎゃーふううううう 嬉しい。嬉しい。死にそう」
泣き出す妃羽。


「今死ね!」
げんこつくらっても(暘谷は眠くてしょうがない・・・)嬉し泣きを続ける妃羽。


 

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