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予感

小さな世界 > 第4章「global」
 



ボストンビル・チョッコレー。

アルフレッド「お、良かった。やっぱ鴻日さんが言った通りですね やー」

アルフレッドは「ライチーの行方」で出てきた、魏と提携している宣伝会社の人間である。

女性「ほにーさん(ほんいー、が正しい)結果こちらも出ましたよ。
やはり同じ結果でした」

麗海の提案で観葉植物を多くしたフロア内。
ほんわかとした雰囲気が漂う。

鴻日が女性の書類を3枚ほど受け取った。


鴻日「これは、予想してたものじゃないぞ?」
青くなる鴻日。

女性「え?」

アルフレッド「え?」


・・・


ぽつん

女性に、「なんすかあれ」と聞くアルフレッド。(あれ呼ばわり・・・

女性「ほにーさん(違う)は完璧主義の方なのです。ミスが許せないらしいですわ」
一生懸命冷静に話す。

ミスぅ?どこが?
でかい声で言うアルフレッド。


5つ、ライチーについての様々な質問を10代〜80代までの女性にアンケートを取ったのだ。
そのうち、3つが完璧。だという自信が鴻日にはあった。

1、a b c d e  →  a

2、a b c d e  →  d

3、a b c d e  →  e


書類を見つめる鴻日。

予想は全部当たる予定だった。


5枚全部当てるのは無理なので、3枚は全部当てたい。当てた上でライチー飲料水の開発に役立てたい。
と思っていた。



アルフレッド「2個間違っただけじゃないですかーっ!どんだけー!」

女性「しーっ 声が声がっ(汗)」

そんな声も、周りの騒がしい声にあっという間にかき消された。


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ライチー飲料水は、女性の好むライチーの種類、値段、味etcにほぼ決められた。

会議室・C

コーヒーを飲みながら男性がある部屋で言う。
「他の、、果物たちとの配分ねぇ。これが少し決まってないねぇ」

話し合いの結果、ライチー、モモ、パイナップル、ヨーグルト、隠し味にイチゴ。
ということに決まり、研究者たちの提出した味のレポートを参考にして
午後からは味覚テストを。ということになった。


鴻日「・・・」

デザイン関係のイラストレーションがたくさんあるのだが、
二次元で生きている彼には絵はあまり良さが分からなく、混乱を極めた。


コーヒーを飲み、再度イラストレーションの仕分けの部屋に行き、各担当者たちに指示を出そうと廊下を出た所。

暘谷「ちょっと待て!
そこおかしい。何でそうなる?」

男性「はい。こうします。これだとですね、、」

暘谷「何が・・・それは違うだろ」

廊下にいる人たち(もち鴻日も)も固まる声。

「間違ってる。最初からやれ。時間足りない」
(せっかち)


(すごく略)




暘谷「(何でこう変になるんだ?)」

慌しくパソコンで一生懸命書類を作っている人たちの書類を見て疑問に思う暘谷。


カチカチッ!

パシーンッ!皇帝ペンギンのぬいぐるみパンフレット←でぶっ叩く暘谷。

「ワードやってるのに途中でエクセルやってどうする!
こんがらがるじゃねーか!」


リーダーのような人
「あっちこっち並列でやる方が向いてるんですよその人〜
許してやって〜」

暘谷「(だからか・・・)」


バンッ!(壊れるって)これ、これ。ここ!
画面をペンの先で叩く彼。

「これ!これなの!これね!?」

つまり出た数値を分かりやすくきちんと書類にまとめる作業をしているのだが、
暘谷が(鴻日をふたまわりくらい大きくした)完璧主義なので略、であった。

ちなみに彼はイラストレーターが大得意だが、フォトショップが大の苦手で、
例外的にフォトショップを上手く使いこなす人間に対しては甘くなり
評価もゆるくなる。
叱り飛ばすような場面も、代わりにやってやるか、というモードに変わる。


・・・

「(あの人は本当に凄いなぁ)」
鴻日は優しい顔になった。


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午後の味覚テストも終了し、後は候補のものたちを「更に社内の女性たち」に味見をしてもらう。
という段階にまで行った。


鴻日は何となく気になった。
「(いつもああだけど←いつも? いつにも増して暘谷さん荒れてるような)」



帰宅時。
車に乗り、運転手に「そのまま」と伝える。
「イエッサー」と運転手。


と。

左手に暘谷の姿があった。
煙草を吸っている。

ちょ、と言葉がやっと出る鴻日。

くるっと運転手に向いて「止めろ!止めっ あの人のところへ!」と言った。

「へ。暘谷さん←前見てぇ」ぼんやりな運転手。


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暘谷「何か、やな予感するんだよ」

鴻日「え・・・?」


 

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