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ほこりの中

小さな世界 > 第3章「ミルフィーユ」
 

 

梅の間。

クリーム色とホワイトを混ぜたような綺麗な空間。
そしてうっすらツヤッとほのかに光っている。

梅の樹がトレードマーク?である。


あれー?
魔法使いの少女が声を上げる。

ん?
ウグイスが振り向いた。

「んー・・・あなた『竹流(たける)』、なのに
どうして「竹の間」じゃないんだろ
梅の間よね ここ」

竹流「・・・(汗)」

そういうのはね
カミサマに言って。



もぐもぐ

お雑煮ではないが、お雑煮っぽいものを食べるひとりと一匹。

少女「ふぉー」
ご馳走様でした。
手を合わせる少女。

おごちそうさまでした。
竹流はすでに食べ終わっていて、言葉に合わせた。


次は玉露のお茶を飲む。

少女は日本、が好きのようだ。

竹流「私の世界もあるんだっけそういえば」


湯のみを置き少女が言う。
「うん。たけちゃんの」

竹流「何だっけそれ」
すっとぼけて竹流が言った。

すっとぼけちゃって!


「清子と夏彦の」


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清子(さやこ)「あー心配してくれるの?」
大きな古い廃寺の中の書庫内。
(あやしい)

「病気になるぞこんなとこ!
ウイルスとかっ
何が、、そんなに興味引くの(疲)」



男女は上下作業服、(長靴)、サングラスにマスクといういでたちである。


清子「お宝の匂いがプンプンするのよ!
ただならぬ何かっていうか」

兄「何か子供の頃からそんなこと言ってたな
念願叶ったわけか」

ゴホッゴホゴホゴホッ
ものすごい空気の悪さに咳きが止まらない兄。

ゴホッ

清子「お兄ちゃんがボディガード?にいるから安心」

うげっ
大きなクモに驚く兄。

汗をぬぐって兄がとうとう声を荒げた。
「おまえなっ、夏にこんなところに 付き合わされる俺の身にもなってみろ!」

ごそごそごそ.....

清子「うんー身にもなるー」


「ん〜普通、、こんなことない・・・よね
ん〜なんだろ。でも気になっちゃって」


前世の記憶とか
言う兄。


清子「かもしんない。ゴホッ!」


合羽を着たいが、熱くてその熱で体壊しそう、、と思う兄だ。

バサッ
持って来ていた大きなタオルで清子の体を拭く兄。

兄「なーんか面白いの見つかったかー」


『彦一覧』

晴彦
冬彦
和彦
恒彦
竹彦
敦彦
邦彦


読み上げる妹にツッコみを一応入れる兄。

「何だよそれ」


「知らない・・・」


兄「(俺が『夏彦』だから・・・縁があるのかな)」

妹「うん、あるんだと思う」

のけぞる兄(夏彦)。


「人の心を読むな!」


バササッ

清子「いてっ!!」

バサササッ!!


・・・


清子「・・・しゅんゆう」

夏彦「だっから言ったろ!
ガミガミガミガミガミ.......」


『しゅんゆう』

何故か顔の泥やほこりが取れ、その紙束を手に取る清子。


 

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