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小さな世界 > 第1章「妃羽」
 




女性「うっひゃー♪」
妃羽に抱き付く女性。

ここは総合スポーツ・クラブである。
小さなショッピングエリアもあり、
そこでのショッピング目当てでここに良く来るのだ。

女性「フェイちゃーん♪
良かったね好きな人と一緒になれて♪」

ビクッとなる妃羽。

場所を移し、その施設の入り口に近い、休憩テーブルのようなところに座る。

女性は
・妃羽
・友映(よういん)
・礼法(りーふぁ)

である。

3人は幼稚園〜大学までずっと一緒の友人同士であった。


でぇ?
友映「その申し出とやらには受けるワケ?」
凛とした感じの女性が言った。

「まさか。ドッキリに決まってるじゃない。
だ、だから どうやって対処をすればいいのかなって」

友映はポリポリ頭をかいて うーん・・・と考えた。

館内中に様々な音がこだまする。
子供たちの声、先生の指導する声、ピーッという笛の音。

コトッとコップをテーブルに置いて友映が不思議そうに聞いた。
「何で、ドッキリって言うワケ?」
腕を組む。


妃羽は語った。
(長いので箇条書き)

1、いかにも逆らわなさそうな人を選んで笑いものにする
2、「笑いものにして御免なさい。お礼です」
と後でその人に大金を渡す

・・・
妃羽「その遊びみたいなのがあって。私が選ばれたんじゃないかと・・・(汗)」


礼法は冒頭で抱き付いた女性、
友映は今話している女性である。


チャリッ
アクセサリー・ショップで可愛いアクセサリーを手に取る妃羽。

チャリッ

「(そういえば・・・
あの夜に金属音(コトトトンッ)がして、朝になったら指輪が・・・)」

妃羽『(指輪?一体何処から)』
昨日いたのは俐人様のみ・・・
まさか



友映「妃羽!いいのあったー?」

後ろから声を掛ける友映。

礼法「あっはっは。こんなに救出してきちゃったヨー♪」
礼法が両手にたくさんのぬいぐるみを抱えている。

友映「礼法!(汗)こ、子供じゃないんだから!」
後ろを振り返って友映がそちらに行く。


あっ
いつの間にかアクセサリー・ショップの店長が妃羽の傍にいた。
礼法たちを見ている間だ。

この店長は癒しのオーラがすごく、ちょっとした有名人である。

妃羽「店長さん、こんにちは」
店長「やぁフェイちゃん、何か綺麗になったんじゃないの?」
ニコニコ、いつもの笑顔で話し掛ける店長。

・・・

会計時。

礼法「やっぱシナモンちゃんだよネー♪」
友映「はいはい、分かったから(汗)」

店長「今度ねー裏シナモン?ってのが出るみたいよ
新作だねー」

わいわい


「フェイちゃんはこれ?」
店長は言う。

何処にあったんだか。
刀を思わせるようなアクセサリー。


一瞬会計を離れ、「シールとか取ってくる」と
奥の方に行ってしまった店長。

戻ってきてサッと手際良くラッピングして会計をした。

「店長さーん、またくるねー♪」
「いいからホラ(汗)」

礼法と友映より先に歩く妃羽。


「(綺麗になった、かぁ
苦労続きだったけど)」


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カサッ


出てきたのは店長からのメッセージ。

『決して怒ってはいけません。世界はあなたの味方です』

何故か、意味を理解出来そうになる妃羽。
考えるのをやめ、
「(刀みたいなのを買ったから、、それでふざけて・・・)」
とこじつけた。


昼間の友映の言葉。
『アンタが何考えてるのか知らないケドさ、自分らしくやってったらいいんじゃないの?
だまされたらそこはそこっしょ?』
妃羽『でもだまされたら立ち直れないよ』
友映『でも好きなんでしょ?どっちにしろ(汗)
だったらだまされるのもいいんでない?』


礼法。

『だまされてたら「違う!」って思い込めばきっと真実になるよ♪
フェイちゃんファイト』
『いや、、でもそう・・・?』
『私そこまで人をだますなんて思わないよ。素直に行っちゃえばいいじゃん』


いい友人を持ったな、、と涙を拭く妃羽。


『決して怒ってはいけません。世界はあなたの味方です』

ゾクッとする妃羽。


 

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